連敗止める。本拠地開幕戦となる4日阪神戦に先発する広島九里亜蓮投手(31)が3日、マツダスタジアムで練習を行った。

チームは神宮でのヤクルトとの開幕カードで3連敗。今季初登板となる右腕に、連敗ストッパーの期待がかかる。

「シーズン自体は開幕していますけど、僕自身は最初の登板ですし、広島での最初の試合ということなので、しっかりチームが勝てるピッチングができればいいかなと思います」

新井監督から6連戦初戦となる開幕4戦目の先発を託された。3連敗で巡ってきた初登板の相手は、開幕3連勝発進の阪神だ。「足が速い選手もいますし、クリーンアップには長打も打てる打者がいる。本当につながりのある打線だと思う。まずは自分のスタイルは変えることなく、1人1人としっかり勝負していければ」。練習後にはマツダスタジアムのマウンドを最終確認。初登板のイメージを膨らませた。勝てば新井監督初勝利。そして、マツダスタジアム通算500勝目の記念星となる。さまざまな期待を背負い、満員の本拠地マウンドに上がる。

○…2日ヤクルト戦で来日初アーチを放ったデビッドソンが、休日を返上した。マツダスタジアムの室内で約2時間、トス打撃で汗を流した。「少し体を動かしたかった。調子も上がってきている。まだまだ自分の中で安定した打撃ができるように取り組んでいるところ」。来日7打席目に飛び出した1発にも満足していない。開幕前のオープン戦期間から休日返上する勤勉さ。日本に適応しようという意欲がうかがえる。

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