西武の連勝が4でストップした。

先制するも4回に逆転され、5回に中村の2ランで追いついたが、6回に決勝点を奪われた。

6回、2番手の森脇亮介投手(30)が先頭打者に四球。その後、2死二塁に。3番中川圭の切れていく飛球が右翼線へ。前進守備だった右翼の愛斗外野手(26)が斜め後方へのダイビングキャッチを試み、一度はグラブに収めたものの、グラブが地面にぶつかった反動でボールがポロリ。適時三塁打となり、愛斗はグラブをたたきつけるなど、悔しさを爆発させた。

愛斗は4回には走者二塁の場面で、安打にチャージをかけ、結果的に失策となっていた。普段から「投手の人生を背負って守ってるって気持ちを1球も忘れずに」と肝に銘じ「1球も気を抜けないし、死に物狂いで捕らないといけないと思います」と強いこだわりを口にしている愛斗だけに、感情を抑えきれなかった。

松井稼頭央監督(47)は「あそこはベンチサイドが勝負をかけて前に来させましたから」と状況を説明し「その中であそこまでよく追いついたと思うし、本人が悔しいと思いますけど、最後の最後までボールを全員で追いかける。集中して何とか、という姿はしっかり出してくれてました。(9回は)執念のヒットも打ってくれましたし」と、その姿勢に言及。切り替えての第2戦に期待していた。【金子真仁】