日本ハムは故障離脱者が続出して“野戦病院”と化している。22日には清宮幸太郎内野手(23)と石川直也投手(26)が、20日ロッテ戦(エスコンフィールド)で負傷した影響で出場選手登録を抹消された。さらに2軍で調整していたジョン・ガント投手(30)も右肘を痛めてこの日、米国へ一時帰国した(再来日の日時は未定)。

2月の春季キャンプ以降で故障離脱した選手の数は少なくとも10人となった。一覧は以下の通り(試合復帰までの見通し期間は球団発表時のもの)。

 

◇斎藤友貴哉投手(28) 2月1日の紅白戦(名護)で登板した際に右膝に違和感を感じて緊急降板。その後、右膝前十字靱帯(じんたい)断裂が判明し、3月2日に都内病院で前十字靭帯再建術を受けた。試合復帰まで8カ月の見通し。

 

◇山田遥楓内野手(26) 2月10日に都内の病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、同14日に徳島市内の病院で全内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を受けた。試合復帰まで約3カ月の見通し。

 

◇浅間大基外野手(26) 2月26日の阪神とのオープン戦(名護)で左足を負傷。同28日に都内の病院で左足関節内踝骨折と診断され、3月1日に観血的整復固定術を受けた。試合復帰まで約3カ月の見通し。

 

◇加藤豪将内野手(28) 3月13日に札幌市内の病院で精密検査を受け、右腹斜筋肉離れと診断された。試合復帰まで約8週間の見通し。

 

◇コディ・ポンセ投手(28) 4月4日ロッテ戦(ZOZOマリン)で先発した際に左膝付近に違和感を訴え、同5日に都内の病院で左大腿四頭筋腱付着部部分断裂と診断された。試合復帰まで約4週間の見通し。

 

◇石井一成内野手(28) 4月10日に都内の病院で左肩甲下筋肉離れと診断された。試合復帰まで約3週間の見通し。

 

◇金村尚真投手(22) 4月18日ロッテ戦(エスコンフィールド)で先発登板後に右肩の張りを訴えて、同19日に出場選手登録を抹消。建山義紀投手コーチ(47)は「(最短で出場選手登録が可能となる)10日では戻ってこられないと思う」と、今後の見通しを明かした。

 

◇清宮幸太郎内野手(23)4月20日ロッテ戦(エスコンフィールド)の8回の打席でハーフスイングをした際に左脇腹付近を痛めた。同21日に仙台市内の病院で左腹斜筋筋損傷と診断された。患部の症状を見ながら試合復帰を目指す見通し。

 

◇石川直也投手(26) 4月20日ロッテ戦(エスコンフィールド)の9回に登板した際に左足の内転筋に違和感を覚え、同21日に仙台市内の病院で左内転筋付着部肉離れと診断された。試合復帰まで約4週間の見通し。

 

◇ジョン・ガント投手(30) 4月14日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ)で先発登板した際に、昨年米国でPRP療法を受けた右肘を再び痛めて降板したもよう。同22日に右肘の検査と治療のため、米国へ一時帰国した。再来日の日時は未定。

 

ちなみに江越大賀外野手(30)は3月に右手首、4月7日オリックス戦(京セラドーム大阪)では死球を受けて左あばら骨と立て続けに骨折したが、1軍でプレーを続けている。