無傷の3連勝だ。大竹耕太郎投手(27)が5回無失点の好投で今季3勝目を挙げた。危なげない投球で、4回までに許した安打は1本。唯一のピンチとなった5回1死二、三塁の場面でも、並木が試みたセーフティースクイズを冷静に処理するなど、0点に抑えた。バトンを受けた石井、岩崎、K・ケラーも危なげなく無失点リレーで、今季4度目となる完封勝ちを収めた。ソフトバンクから新加入した大竹は今季3戦3勝。

打線もかみ合った。前日27日の巨人戦は19安打15得点で大勝。勢いそのままに先制点をもぎとった。初回の2死満塁。前夜3安打4打点の6番井上広大外野手(21)が、左腕高橋の初球をたたき、三遊間を抜く適時打で2点を挙げ、続く7番坂本誠志郎捕手(29)も適時打を放ち、この回3点を入れた。

前回のヤクルト3連戦では1勝1敗1分け。投打がガッチリかみ合い、まずはカード初戦をものにした。