巨人は継投策が裏目に出て、4点差を守り切れず逆転負けを喫した。中5日で臨んだ戸郷が5回まで1失点。毎回安打を許しながら粘りの投球を見せていたが、3点リードの6回に潮目が変わった。

ヤクルト先頭の山田にソロ弾を浴びると、四球絡みで、2死一、三塁としたところで97球。原監督は「全体的なことを考えて」と鍵谷にスイッチも、右中間へ2点適時二塁打を打たれ追いつかれた。

7回以降は形になりつつあった勝ちパターンを送り込んだ。7回に直江が抑えるも、8回のルーキー田中千が勝ち越し2ランで、8試合目にして初失点。安打はヤクルトの13安打に対して11安打と競り合いながら、最後は逃げ切られた。原監督は「ゲームとしては、4点を守れなかったというところでしょうね」。5月は黒星スタートとなった。

◆巨人中田翔(2点を追う8回先頭、リーグ単独トップとなる反撃の7号ソロ)「打ったのは真っすぐ。とにかく塁に出ることだけを考えて打席に入りました」

◆巨人戸郷(5回2/3を8安打4失点で両リーグ単独トップの4勝目ならず)「リードを守れずに申し訳ない。次はしっかりとした投球ができるように頑張ります」

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