西武が連敗を3で止め、大型連休の初勝利を挙げた。先発転向した平良海馬投手(23)が7回1失点で、今季3勝目を挙げた。

白星へ、最後に試練が待っていた。1点リードの7回表。下位打線に二塁打、バント安打、四球で無死満塁。打席には1番、昨季パ首位打者の松本剛が立つ。

「本当に苦しかったです」としながら「全部三振を取るつもりで」と臨んだ。

結果、松本剛は投手ゴロで1-2-3の併殺に。「本当にホッとしましたし、まだ続くのでちょっと切り替えて」。2番谷内にも粘られながら、スライダーで中飛に打ち取った。「お客さんは本当に楽しんでいただけたのではないかなと思います。僕は全然楽しくなかったんですけど、良かったです。次は満塁のピンチを招かないように頑張ります」と笑った。

チームは3連敗中だったが、気負いについては「ないです、ないです」と淡々と。「3連敗とかあんまり気にせずに自分の仕事をするだけという感じで。チームが何位になるのかも分からない状態ですね」とどこか悟っている。

「自分の仕事をこなすことをみんなやれば、優勝できると思います」

チームは再びAクラス、3位に戻った。【金子真仁】

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