魂込めて! 楽天岡島豪郎外野手(33)が、先制弾で勢いをもたらした。

オリックス戦の2回、先頭で打席に入ると、1ボールから黒木の低め145キロを捉えた。左翼席最前列に運ぶ3号ソロ。今季これまで援護点0だった則本へ待望の1点をプレゼントした。「ノリ(則本)にはいつも厳しい展開で投げてもらっている。そういう思いは野手全員にあったし、なんとか今日ノリに勝ちをという思いで(試合を)してました」と、勝利に胸をなで下ろした。

チームには数少ない13年の優勝経験メンバー。当時も下位に沈んだ序盤から巻き返して、東北を歓喜に導いた。「(チームを)落ち着かせたいとかはなくて、選手は一生懸命やっている。やることをやっていれば、絶対ツキは向いてくると思う。その思いで毎日変わらず過ごしていくだけですね」。経験があるからこそ、冷静に目の前の試合に挑み続ける。【湯本勝大】

【関連記事】楽天ニュース一覧