巨人原辰徳監督(64)が、亡くなった中西太氏(日刊スポーツ評論家)を悼んだ。

18日、ヤクルト戦前に神宮球場で「包容力があって野球博士で人生の師でもあり、僕の今までの人生においても、非常に影響を与えてくれたおひとりですね。長きにわたって野球も野球以外の人間としても、非常にわかりやすい言葉で僕ら若い人間にも親切に教えてくれた。指導してくれた、私の中でも素晴らしい恩師の1人です」と、しのんだ。

原監督が現役時代の92年に、巨人でコーチを務めた。「バッティング理論等々に関して、日本の1つの礎。いろんなバッティング理論の方がいらっしゃいますけど、中西さんのバッティング理論というのはいろんな人に影響力を与えました」。コロナ禍以降は直接会うことがなかったという。「よく神宮にはこられていたね。自宅が近かったから『散歩で来た』ってね」と、その神宮球場で、中西氏の元気な姿を思い出していた。