阪神岡田彰布監督(65)が、試合前練習時に外野フェンス沿いまで出向き、西純矢投手(21)と約5分の“青空面談”を行った。

中継ぎに転向した西純は、前日19日の広島戦で1点を追う7回から登板。2イニング目の8回に試合の流れを決める1点を失っていた。

直立不動で話を聞いた西純は「野球観の話です。『おい、問題児』と声をかけられて。初めて(1対1で)お話しさせていただき、監督の考えであったり、アドバイスをいただいて、(今後への)ヒントになると思います」と、話した。

8回は先頭の松山に四球を出し、代走羽月に二盗を許し、捕手梅野の悪送球で一気に三塁へ進めてしまっての失点だった。

西純は「松山さんをどんな形でもいいから抑えていれば0点だった」と反省。状況をしっかり頭に入れて投球するようにアドバイスを受けた。

岡田監督も「一番あかんのが四球。松山を出すと絶対に代走がでるんやから、出したらいかんバッター」と、西純へのアドバイスの一部を明かした。

04年から08年までの第1次政権ではほとんど見られることのなかった選手への直接指導。それだけ西純への期待は大きい。

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