栄光をつかむために目の前の敵に立ち向かえ! 楽天小郷裕哉外野手(26)が、一振りで今季初の6連勝を決めた。

日本ハム戦の同点で迎えた5回1死二塁、カウント3-1から、北山の146キロ直球を捉えた。右中間席へ運ぶ4号決勝2ラン。「1打席目、2打席目はチャンスで凡退していた。なんとか打点を挙げたいと思っていました」と会心の打撃を喜んだ。

5年目の今季は3番に定着。打率2割6分8厘、4本塁打、23打点とブレークしつつある。今季途中から、日本一戦士のOB枡田慎太郎の応援歌を継承。主軸として、首脳陣やファンからも期待を寄せられている。逆襲の後半戦へ向けて、「試合に出ている以上、取り返すチャンスはあると思う。そこは逃さないように頑張りたい」と意気込んだ。

伸び盛りの活躍に、石井監督は「バッティングはすごくセンスを持っている子。今やりがいを持ってやってくれるのかなと思う」。1戦1戦集中し、勝利を決めるスイングをしていく。【湯本勝大】