西武は7回、無死満塁のピンチを救援陣が無失点で切り抜け、日本ハムの追い上げを阻止した。

最後は水上がマルティネスを三塁ゴロに打ち取りガッツポーズしたが、その前を投げた佐々木健投手(27)も見逃せない。

1死満塁で左打者の加藤豪に対し、ワンポイントで登場。普段は動くボールでゴロを打たせる左腕は、カーブ、ツーシーム、チェンジアップで整え、最後は首を振ってインコース直球で見逃し三振にした。

今季はシーズン途中で昇格し、14試合連続無失点を続けていたが、7月1日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)で初失点した。後日、悔やんでいた。

「今年初めて勝ち試合で出て、落ち着けなかったというか。終わってから冷静に考えると、もっと内角を意識すれば良かったなとか、すごく思うんです」

その内角直球で、今回は見逃し三振。フィニッシュの立ち姿に、詰めかけた西武ファンから割れんばかりの拍手が起きた。【金子真仁】

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