全ウの「3番遊撃」で出場したオリックス野口智哉内野手が、豪快な確信弾を披露した。2点リードの3回2死。全イ3番手のヤクルト竹山の内角149キロ直球を豪快に振り抜いた。右翼ポール際一直線の豪快アーチを見せた。確信の一打に、着弾を見送ってから、ダイヤモンドを1周。「うれしい気持ちもあったんですけど、ちょっと確信してしまった。恥ずかしかったので、ちょっと速く走りました」と、照れながら振り返った。

4打数3安打2打点の活躍。だが「もちろん、やるからには狙ってやってました」というMVPは森下に譲り、1歩及ばなかった。選出なら球団では92年のイチロー以来だった。それでも、「(悔しいという気持ちは)ないですね。とりあえず前半戦最後いい形で締めくくれたなと思います」と、晴れやかだった。