右上肢のコンディション不良でファーム調整中の巨人大勢投手(24)が19日、川崎市のジャイアンツ球場で調整した。ランニングやメディシンボールを使ったトレーニングを終えると、室内練習場で最大50メートルほどの距離でキャッチボールを行った。

6月30日に出場選手登録を抹消され、以降はノースロー調整を続けていたが、9日にスローを再開。そこからは自らの状態を確認しながら、キャッチボールの強度を調整している。「最初よりかは良くなった感じがしています」と一定の手応えを口にした。

ルーキーイヤーの昨年は57試合に登板し、新人歴代最多タイの37セーブを記録するなど、1年間を通して守護神でフル回転した。プロ入り後初のコンディション不良での離脱。「給料をいただいているので、学生時代とは違う。そういうところから責任は感じています。プロ野球選手なのでシーズン中は1日も早くマウンドに帰りたいという気持ちなんですけど、焦ってしまうと今後のプロ野球生活にも関わることになるかもしれないので難しいんですけど。1日でも早くというところでやっています」と心境を明かした。

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