18日に脳腫瘍のため28歳で亡くなった元阪神外野手、横田慎太郎さんの訃報から一夜明け、1軍全体練習が行われた甲子園、2軍全体練習が行われた鳴尾浜球場で半旗が掲げられ、阪神関係者が黙とうをささげた。

阪神原口が横田さんと交わした約束を思い起こした。横田さんは17年2月のキャンプ中に脳腫瘍を患い、半年間の闘病から一時病状が「寛解」。その後、自身も19年1月に大腸がんを宣告され、闘病生活を経験した。原口がチームに戻った際には「お立ち台を目指して頑張ろう」と言葉も交わした。「それに向けてヨコも僕も前を向いて病気と向き合って。ヨコは練習だったり生活を頑張っていた。すごく尊敬する人でした」。直近は連絡を取れていなかった。「元気だと思って過ごしていたので、すごく悲しい気持ちになりました」と沈痛な表情だった。

▼阪神片山(横田さんの引退試合「奇跡のバックホーム」の捕手)「投げる前に感じたことのない予感があった。捕る前から、アイツがホームに向かってくる気持ちというか。捕った時に身震いしたというか、すごい力を感じた。生きざまというか、学ばないといけないことばかりでした」