日本ハムは4点差をひっくり返され、05年以来、18年ぶりの11連敗。引き分けなしの連敗数では、6年ぶりに球団ワースト記録を更新した。2回、幸先良く伏見と松本剛の適時打で4点を先行も、追加点が奪えない。新庄監督は「いきなり4点取って『さあ、行くぞ』『よし、いい流れ』ってところで、伊藤君のアクシデントがあって…」。その裏、左太もも裏に打球が直撃するなど、先発伊藤を襲った不運を残念がった。

結局この回、1イニングに2被弾し、一気に3点を失った伊藤は「点を取った後に取られてしまったので、そこは反省点。あの3点がなければ、こういう結果にはなっていないと思うので」。4点差以上の逆転負けは今季2度目で、借金は16に膨らんだ。新庄監督は「こんな試合がずーっと続くわけない。1回勝って、勢いを付けて、連勝する意識は選手たちにもあるので。元気出して、下を向かずに」と前を向いた。【中島宙恵】

■ガックリ4の0

球宴で連日の大活躍だった日本ハム万波だったが、相手の好守にも阻まれて、4打数無安打に終わった。「(打撃は)良くないっすよ…。見たままです。それ以上でも以下でもないです」とガックリ。新庄監督は「向こうも警戒するしね。オールスターとは違う攻め方になって来るから」と、伸び盛りの大砲を思いやった。