プチイメチェンでニュー北山を披露する。3日ロッテ戦(ZOZOマリン)での先発が濃厚な日本ハムの北山亘基投手(24)が、髪をシルバーとブルーに染め上げた。新庄剛志監督(51)に「ひげを生やした方がいい」というイメチェン指令を受けたが、ヒゲが薄いため“髪色改革”に着手。敬愛する坂本龍一氏をイメージした「教授風」ヘアで、クールかつダンディーな投球を見せる。

人生で初めて髪を染めた。きっかけは27日の前回登板後、指揮官が更新したインスタグラムだった。自身の写真に、うっすらヒゲを生やす加工が施され「こうすれば沢村賞取れる雰囲気あるな」というコメントが添えられていた。「あれを見て。僕、ヒゲが生えないんで髪染めてみました。自分だけだと絶対やらない。殻を破る意味で」と、29日に美容室へ駆け込んだ。

イメージは坂本龍一さんだ。自身もチーム内で「教授」と同じ愛称で呼ばれており「音楽も含め坂本さんが好き。教授つながりということで」と、色を抜いた部分をブルーとシルバーで着色し、天才音楽家にちょっぴり寄せてみた。

6勝目を挙げた前回登板は、5回8安打4失点と打線の援護が大きかった。「僕が意図して勝てる確率をもっと上げたい。三振取れるところとかゴロ取れるところで取る確率が上がれば思う通りの展開になる」。新庄監督が加工したヒゲ北山には「顔全体にヒゲはちょっと野性味強すぎないか」とのコメントも寄せられていた。キャップからちらっと見える程度の“ひっそり”変身で、投球にも新たな色を、加えていく。【永野高輔】