延長10回サヨナラ負けで連敗が今季ワーストの6に伸びる中、遠藤淳志投手(24)の好投がチームに光をもたらした。

5月5日阪神戦以来の1軍登板で7回4安打無失点。相手先発の柳が味方打線を無安打に封じる中、遠藤も懸命に右腕を振り、スコアボードにゼロを並べた。

「初回とか序盤はちょっと緊張もあって、力んでリリースのタイミングもちょっとおかしかったかなと思うんですけど、気づいて修正できたので良かった。なんとか目の前のバッターに集中して投げることができた」

2軍で練習を続けていた1カ月ほど前、黒田球団アドバイザーからツーシームを教わった。「まっすぐと違う動きをしてくれればいいなと思った。カット気味とか動いたんですけど、それでOKかなと思って投げました。本当に感覚よく投げることができました」と感謝した。

快記録に向かって投げ続ける柳に、遠藤も投げ負けなかった。「試合のリズムというところで、柳さんもいい投球をされていましたし、いい流れ、いいリズムで投げられたと感じました」。貴重な登板経験を積み、いったんファーム調整をはさんで次戦に備える。

【関連記事】広島ニュース一覧