「優勝」で親孝行! 阪神森下が14日に誕生日を迎え、23歳の誓いを立てた。広島への移動前に兵庫・西宮市の鳴尾浜で取材に応じた。

日付が変わった時間帯には富田や小幡ら寮生の仲間から祝福された。喜びつつ、視線の先には目の前の戦いがある。「目先の目標としては優勝したい。そこに向けてしっかり気持ちを改めてやりたい」。アレを使わず、直球の表現で終盤戦への思いを宣言。続けて「この年まで両親が支えてくれたので、恩返ししたいと思います」と語った。両親からはキーケースのプレゼントも送られた。活躍する姿で感謝を伝える。

15日から始まる2位広島との3連戦。初戦の先発大瀬良大地に対し、前回7月30日に左翼へ3号決勝2ランを放っている。「前のことも踏まえて、絶対来ると思う。そこもしっかり整理しながらやりたい」と相手の対策を考慮しながら、再戦に臨む。初戦に勝てば、優勝へのマジックが点灯する。新人森下にとっては、もちろん初めての経験。「いつも通り頑張りたい。次に(阪神に)入ってくる人たちに夢を与えられるようなプレーをしていきたい」。23歳の初陣でも勝利に貢献する。【波部俊之介】