中日岡林勇希外野手(21)が連続試合安打を28に伸ばした。5回第3打席で巨人菅野の144キロカットボールに詰まったのが幸いした。一塁側へ転がったボテボテのゴロを菅野が拾い上げるころには一塁ベースを駆け抜け抜けていた。

28試合は2リーグ分立後11人目で01年桧山進次郎(阪神)と88年バナザード(南海=現ソフトバンク)並んだ。日本記録の33試合(79年=広島・高橋慶彦)へ5試合に迫った。

チームは今季17度目の完封負けで連勝は3で止まった。ラッキーな安打はあったが、1、2打席目も菅野にタイミングが合わず、7回1死一、二塁のチャンスの場面も代わった高梨の初球を打ち上げ、捕邪飛でここ5試合は1安打止まりだ。本人に変わり、立浪監督は「状態は決していいというわけではない。早く状態を戻してもらいたいが、ヒットが出たのはラッキー。こういうのがないと(記録は)なかなか続かないですしね」と現状を分析した。

それでも記録は続く。13日の広島戦で初代ミスター・ドラゴンズの西沢道夫の球団記録(25試合)を74年ぶりに更新した令和のヒットマンは幸運も武器に日本の頂点へ向かい始めた。

▽中日宇佐見(一塁で初スタメン)「緊張しました。しっかり打撃で貢献できるように頑張ります」

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