ロッテの和田康士郎外野手(24)が、“幕張のダッシュマン”として自慢の快足を際立たせ、勝利を奪取した。4-4の7回無死一塁で代走登場。二盗後、暴投の間に一気に本塁まで駆け抜け決勝点を導いた。「ショーバンでボールが高く上がった瞬間にいけると思った。(三塁の大塚コーチに)止められてもいこうと思いました」と会心の表情を見せた。

前日30日には日本ハム新庄監督が、ZOZOマリンでの試合中イベントに登場する快足スプリンター「ダッシュマン(DASHMAN)」の足を評価し、今秋の“ドラフト隠し玉”として調査を始めていることを明かした中で鮮やかなベースランニングを披露。「素直にうれしいですね」としてやったりの表情も見せた。

8回2死一、三塁では詰まりながらも貴重な右前適時打も放った。「必殺、詰まり落としでヒットになって良かった。詰まって落とせば相手ピッチャーのメンタルもガクッときますし、しっかり捉えるヒットよりは、ああいうヒットのほうが、相手チームのダメージになる」。今カード2度目のお立ち台となる活躍に「いつもは走っての貢献が多かったので、打っての貢献は初めてくらい。違う良さがあります」と喜んだ。【鎌田直秀】

▽ロッテ西村(7回に4番手で登板。3者凡退に抑え4勝目)「3人で抑えて流れを次の攻撃に渡そうと思ってマウンドに上がりました。夏休みお疲れさまでした」

▽ロッテ山口(4回2死一、二塁で一時逆転の左中間2点適時二塁打)「とりあえず気持ちで。捕るな、捕るな~と思って走っていました。抜けてくれて良かったです」

▽ロッテ友杉(2回の中前適時打で5月27日以来の打点)「気合入れて打席に立ちました。気合です」

▽ロッテ・メルセデス(4回2/3を10安打4失点で降板)「今日は自分が納得のいくピッチングをすることができませんでした。次回に向けてはしっかり修正したい」

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