巨人が途中出場の増田大輝内野手(30)のサヨナラ打で、ヤクルトを延長12回の末下した。2戦連続のサヨナラ勝ちは6月15日西武戦(東京ドーム)、16日楽天戦(同)に次ぐ今季2度目となった。

約1カ月ぶりの先発となったフォスター・グリフィン投手(28)がヤクルト打線を5回2安打5奪三振無失点に封じる好投でゲームを作った。

6回にリリーフ陣が先制を許すも、直後にヤクルト先発山野から、吉川尚輝内野手(28)が約2カ月ぶりとなる7号ソロで同点。その後2死二塁で坂本勇人内野手(34)が勝ち越しの適時打二塁打を放った。坂本は同点に追いつかれた8回、2死二塁から左越えに今日2本目となる適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功した。

9回は中川皓太投手(29)がマウンドに上がるも、2死二塁から塩見にカウント1-0から、129キロスライダーを左翼線に運ばれ同点とされた。その後は両チーム決め手を欠き、延長12回にもつれ込んだ。

12回に8番手の船迫大雅投手(26)が、1死満塁のピンチを切り抜けた直後だった。先頭の代打北村拓巳選手(28)が二塁打で出塁。その後1死一、二塁となり、打席には8回に代走で途中出場の増田大。田口に対して、フルカウントから6球目の144キロシュートを右中間にはじき返し、サヨナラを決めた。試合前まで2・5ゲーム差で追っていた3位DeNAが阪神に勝利しており、引き分けを目前にしての殊勲打で逆転CSに望みをつないだ。

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