ヤクルト小川泰弘投手がエースの存在感を見せつけた。8回4安打1失点の好投。3年ぶりとなる2桁勝利をつかんだ。チームは今季、マツダスタジアム13戦目にして初勝利を挙げた。

3回に1失点するも「体のひねり方、角度を修正して、アウトコースへのラインが出るようになった」と、5回から4イニングは3者凡退と尻上がりに調子を上げた。8回先頭の代打マクブルームには、フルカウントから141キロの真ん中への直球で空振り三振に斬って取る球威だった。

8月16日DeNA戦から自身5連勝。3年ぶりの2桁勝利に「先発として大切な数字。チームに勝たせてもらって達成できた」。2年連続の規定投球回到達には「先発の柱としてクリアしないといけない数字」と謙虚に語った。チームは5位と苦しいシーズンだが、エースとしての責任を自覚し、たどり着いた数字だった。

▽ヤクルト田口(リーグトップに並ぶ33セーブ目で残り5試合)「全試合投げられるようにコンディション整えて準備だけはしたいと思う」

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