広島床田寛樹投手(28)が7回2/3無失点で11勝目を挙げ、打っても3安打と大活躍した。

8月17日の阪神戦以来、5登板ぶりの白星。「ふがいない投球が続いていたので、絶対勝とうと思っていました。めちゃくちゃうれしいです」と破顔した。

10日間の再調整をへて、レギュラーシーズン最後の可能性が高い先発で本領発揮。この期間、森下を参考にした新球チェンジアップを本格的に研究。「打者から直球に見える遅い球がほしかった。勝てていなかったし、思い切って試そうと思って」。未完成ながら右打者に対して5球ほど投げ、投球の幅を広げた。

二塁打2本を含む自身初の3安打。もともと打撃には定評があり「森下が打撃がいいと言われているけど今年は僕の方が打っているので」とにんまり。3位DeNAとは変わらず1・5ゲーム差。残り3試合、逃げ切りの2位死守が見えてきた。【柏原誠】

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