阪神は3日、高山俊外野手(30)、北條史也内野手(29)、板山祐太郎外野手(29)、山本泰寛内野手(29)、二保旭投手(33)、渡辺雄大投手(32)、小林慶祐投手(30)、育成選手の望月惇志投手(26)の8選手と、来季の契約を結ばないと伝えたことを発表した。今後については7選手は現役続行を希望し、望月のみ未定となっている。

高山は8年目の今季1軍キャンプでスタート。だが、オープン戦で6試合、9打数1安打と結果を残せず降格。そのまま公式戦では1軍に呼ばれることはなかった。2軍では92試合に出場し打率2割4分9厘、9本塁打、37打点だった。

明大から15年ドラフト1位で阪神に入団。1年目は当時球団新人最多の136安打を放つなど、安打製造機ぶりを発揮して新人王に輝いた。その後は不振や故障などで思うような成績は残せなかったが、虎党からの人気は依然として高かった。

青いスーツ姿で甲子園に訪れた高山は阪神での8年間について「本当にいい思い出もありますし、悔しい思い出もあります」と振り返った。今季については「キャンプから今年にかける思いは強かったんですけど、なかなか結果が出ず1年間ファームにいた中で、いろいろ考えながらやってたので結果に結びつかなかったのは悔しいですけど、いろいろと向上、レベルアップはできたと思います」。

今後については「まだ決まってはないですけど、現役でやりたい気持ちはもちろんあるので。昨日の今日なので、ちょっとアレですけど、その気持ちはあるので、練習を続けていきたいと思います」と話した。

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