広島が5日、岡田明丈投手(29)、薮田和樹投手(31)、三好匠内野手(30)、育成選手の行木俊投手(22)、中村来生投手(20)木下元秀外野手(22)の6選手に来季の契約を更新しない旨も通達した。三好は現役引退の意向で、除く5選手は現役続行を希望している。

14年ドラフト2位で亜大から広島に入団した薮田は、17年に15勝3敗で最高勝率のタイトルを獲得した。翌18年に一気に登板数を9試合に減らすと、その後も1軍に定着できず、今季も3試合の登板に終わった。地元広島でプレーしてきたことに「夢のよう。できればもっと活躍して中心選手になりたかった」と悔やみながらも「チーム内を見ても、能力、体力で負けていないと思う。まだやれる気持ちが強い」と現役続行への強い意欲を示した。

岡田は15年ドラフト1位で大商大から入団し、2年目の17年に12勝5敗の好成績を残してチームの連覇に貢献した。18年は8勝7敗。翌19年は登板3試合に終わり、2年続けて1軍登板なしとなった21年にはトミー・ジョン手術を受けた。実戦復帰した今季はウエスタン・リーグで19試合に登板するも、0勝1敗、防御率6・75。1軍昇格を果たせなかった。球団からは育成選手としての契約を打診されたが「家に1回持ち帰って育成でもう1年頑張るか、トライアウト(を受けるの)か。自分で考えて」と返答を保留した。

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