広島大瀬良大地投手(32)と九里亜蓮投手(32)の先発2人が、14日開幕のDeNAとのクライマックスシリーズ・ファーストステージ(マツダスタジアム)で中継ぎ待機する。新井貴浩監督(46)が「そういうこと(中継ぎ待機)も考えられるから、しっかり準備しといてねと伝えてます」と起用法を示唆した。

大瀬良の救援登板が実現すれば19年9月23日中日戦(マツダスタジアム)以来、九里は昨年7月30日中日戦(マツダスタジアム)以来となる。

第1戦はチーム最多11勝の床田寛樹投手(28)、第2戦は9勝の森下暢仁投手(26)の先発が決定。矢崎拓也(28)、島内颯太郎(26)、栗林良吏(27)の必勝救援陣に加えて2人がブルペン待機することで、勝負どころで投手に打席が回れば勝負手を打ちやすくなる。中継ぎ陣を早々とつぎ込むことで、DeNA打者の目先をかわしていく状況にも持ち込める。

第3戦で決着がつく展開になれば、2人のいずれかが先発する可能性もある。九里は「行け、と言われたところで腕を振るだけ。チームが勝てるのがいいなと思う。短期決戦は勢いつくとそこで終わるイメージ。流れを呼び込む投球をできれば」と気合十分。あらゆるチーム状況に応えられるように準備を進めていく。

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