今季限りで退任するソフトバンク藤本博史監督(59)が17日、ペイペイドームで涙の退任会見を行った。

22年に就任してから2年連続Aクラス入りも、悲願のリーグ優勝を果たせず。前日16日、ロッテとのCSファーストステージ第3戦では、延長10回表に3点勝ち越しながら直後に4失点でサヨナラ負けを喫した。「やっぱり、『ここ』という時に勝てなかった。そういうことでした」。目を赤くして言葉を振り絞った。

昨季は10月2日、優勝マジック「1」としながらリーグ最終戦でV逸。今季はレギュラーシーズンで2位ロッテに勝率1毛差で3位に終わった。指揮官は全責任を負い「選手、コーチは本当によく頑張ってくれた」と話した。

2軍監督時代から手塩にかけて育ててきた柳田悠岐、中村晃への思いも語った。「今年は和田が40歳を過ぎても頑張ってくれた。柳田にしても中村晃にしても、野手ならまだできると思う。これからももっとレギュラーを張ってほしいです」と話した。

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