CSファイナルステージ進出の立役者となったロッテ藤岡裕大内野手(30)が17日、前夜の大興奮ぶりを振り返った。

16日のCSファーストステージ第3戦では、3点を追う延長10回に起死回生の同点3ランを放ち、劇的なサヨナラ勝利への道筋を付けた。一夜明け、大阪入りすると、京セラドーム大阪で行われた自主練習に参加後に取材応対。「(昨晩は)あんまり眠れなかったです」と明かした。

祝福の連絡も「たくさんいただきました」という中で、就寝したのは「(午前)4時ぐらいですかね」、起床は「(午前)8時半ぐらい」だった。「なんか昨日は特別だったかなと思います。あの大歓声の中で最高の結果を出せたので。それが忘れられないってなって」とアドレナリンは出っぱなしだったようだ。

自身の劇的な一打もあってオリックスとのCSファイナルステージの舞台にやってきた。18日からは始まる最終決戦へ向けて「みんな勢いよくできるんじゃないかなと思います。相手も(試合間隔が空いて)ちょっと難しい調整の中でたぶん来るんで、そこでまず明日なんとか取れたら大きいと思う。全力でぶつかっていきたい」と力強く話した。初戦に先発してくる山本由伸投手(25)については「特にまだ、どう攻略しようとかいうのは考えてないですけど、今年ずっとやられているんでね、なんとかチームで1点でも多く取れるように今日の夜、しっかり対策したいなと思います」と話した。