西武平良海馬投手(23)が18日、19日と2日続けて秋季練習でブルペンに入った。

「課題に対して、ただひたすら。25球くらいですね。投げすぎてもしょうがないんで」

先発転向1年目、しっかりと11勝を挙げ、防御率も2・40をマークした。ただ課題も感じた。

「変化球を改善していきたいなと。特にスライダーを。曲がりがちょっと不安定だったので。来年は面白いスライダーを投げたいと思っているので、楽しみに待っていてください」

そう予告しながら、ラプソードで回転軸などを確認しながら投げている。直球は148キロをマークした球もあった。

リリーフで無双し、自ら志願した先発の仕事場でも立派にやりきった。「体は先発のほうがきついなという体感はあります」と率直に話す。

未知の1年間を過ごし、5位からの巻き返しを図る来年はさらなる活躍を期待される。まずは疲労回復が最優先。11月に開催予定のアジアプロ野球チャンピオンシップの候補選手に挙がっていたものの、今回は辞退した。

「また来季も投げられるようにしないといけないので。ちょっとすみません、ということで」

疲れを取り、たまに投げて、また休み…そんな秋、冬を過ごしていく。来季はどんな平良に進化するのか。“面白いスライダー”については「うーん、秘密ですね」とにやり。来年2月に公開予定、乞うご期待。【金子真仁】

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