秋季キャンプ中の日本ハムがエスコンフィールドで紅白戦を行った。3イニング限定で、打順は両軍8番まで。白組の先発は生田目翼投手(28)、紅組は左腕の北浦竜次投手(23)が先発した。

バウンドが独特な新球場での守備練習の成果を見るため、7日の発表時に新庄監督(51)は「ピッチャーはゴロを打たせて欲しいですね。まあそれもコツなのでね」と狙いを説明。白組先発の生田目は、紅組1番五十幡亮汰外野手(24)を初球で二ゴロに打ち取ると、2番清宮幸太郎内野手(23)、3番郡司裕也捕手(25)を連続三振に切って取る最高の立ち上がりで、アピールした。

最初の安打を放ったのは白組2番細川凌平内野手(21)。1回1死から遊撃内野安打を放ち、二盗にも成功した。守備面では2回1死一塁で紅組6番上川畑大悟内野手(26)の二ゴロを白組が細川、奈良間大己内野手(23)、加藤豪将内野手(29)とつないでダブルプレーに仕留め、2階席までぎっしり入ったスタンドから、大きな拍手を受けていた。

3回には紅組8番江越大賀外野手(30)が左中間を破る三塁打を放ち盛り上げ、1番五十幡の三振の際、飛び出して捕手の送球エラーを誘い、その間に本塁に突入した。左翼今川からの鋭い送球でクロスプレーになると、ここでリプレー検証。判定の結果、アウトとなり、紅白戦ながら公式戦のような、白熱した展開になった。

試合は0-0の引き分けに終わった。