日本ハムは18日、稲葉篤紀GM(51)が来季、2軍監督に就任すると発表した。稲葉GMは現役時代、新庄監督とともにプレーし、06年のリーグ制覇、日本一に貢献。指導者としても侍ジャパン監督として21年の東京五輪で金メダルに導くなど、その手腕は高く評価されており、今後は若手育成と教育に生かし、チームの底上げを図る。

この日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で会見に臨んだ稲葉新2軍監督は「10年ぶりのユニホーム。私自身、わくわくしている。ファイターズは今、低迷しているので、1人でも多く1軍で活躍する選手を増やしたいというのが私の使命。しっかりやっていきたい」と意気込みを口にした。

新庄監督とは1学年違い。現体制3年目となる来季に向け、侍ジャパンに招集された万波、野村、根本ら若い力が着実に育ってきており、今度は新庄、稲葉両監督が現場の1、2軍指揮官として力を合わせ、16年以来8年ぶりのリーグ制覇につなげる。

木田優夫現2軍監督(55)はGM補佐を務めた18年以来6年ぶりにフロント入りし、栗山英樹プロフェッサー(62)も、チーム編成などに携わる見込みとなっている。

また、金子千尋特命コーチ(40)と、球団スタッフで日本ハム元投手の浦野博司氏(34)が2軍投手コーチに就任することも、発表された。

 

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