メジャー移籍を目指し海外FA権を行使した楽天松井裕樹投手が、“最後の勇姿”を見せた。

ファン感謝祭は、球団創設以来最多の2万3753人が来場。入場ゲートでのハイタッチや日本ハムOB杉谷拳士氏らとトークショーを行うなど交流を楽しんだ。「『向こうに行っても応援しているよ』という声が多くうれしかった。東北以外もですけど、(在籍)10年で関わってくれたすべての方に感謝したい」と話した。

現状は移籍に関して大きな動きはないが、12月に渡米予定だ。まずは「自分のポジションを確立できるように」と、けがをせずに1年間投げ続けることが当面の目標。「楽天を応援する片隅で、去年まで一緒にやってた松井裕樹という人間がアメリカでやってるのも覚えててもらい、どこかで応援してくれたらうれしい」。背番号1は笑顔でファンに別れを告げた。

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