巨人重信慎之介外野手(30)が28日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円増の年俸3300万円でサインした。

今季は67試合出場で10盗塁をマーク。終盤の勝負所で代走の切り札としてチームに貢献した。「自分の中では今までの野球人生で一番信頼していただけた実感がありました。一番チームに必要とされていたと感じられた1年だった」と振り返った。

前日は坂本らと退団を決断した中田翔、自由契約となった香月の“送別会”に参加。「すごく喜んでいただけましたし、僕もすごくお世話になったのでお会いできてよかったです」と感謝を伝えた。「みんなでやらないわけにはいかないでしょと。僕も含めてお世話になった後輩たちの気持ちです。来ていただきたいという形ですね」と説明。中田翔からも「また誘うわ」と言われた。ユニホームは別々となっても、交流は続く。

来季はレギュラー奪取を目標に掲げる。「盗塁、足の部分で求められるところは出てくると思うのですが、その前に自分としても、まずはレギュラーを。来年31歳になりますけど、まだまだあきらめてない。ユーティリティープレーヤーというか、足だけの選手で終わるつもりもない。諦めずにやっていきます」と決意をにじませた。(金額は推定)

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