DeNA京田陽太内野手(29)が29日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸の5000万円から現状維持でサインした。

京田は昨季まで中日で6年間プレー。昨オフ、砂田毅樹投手(28)との交換トレードでDeNAに移籍した。今季は開幕スタメンに名を連ねるなど93試合に出場し、打率2割2分7厘の成績だった。本業の遊撃の他に、三塁や一塁の守備もこなした。今季を振り返り「何もチームに貢献できなかった」と悔しさをにじませた。

移籍1年目は本拠地の変化による調整に苦しんだ。中日時代はドーム球場だったが、今季は屋外の横浜スタジアムでプレー。試合前練習での運動量が気候に左右される点が多かったとし、「暑さなどで調整が難しかった」と話した。反省を踏まえて「オフは走る量を増やしていく」とこのオフで鍛錬を積む。

DeNAの遊撃は今季終盤にルーキーの林が台頭。レギュラー獲得へ意欲を見せ「レギュラー目指して、やっぱりショートで1年間試合に出続けたい」と意気込んだ。(金額は推定)

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