オリックス田嶋大樹投手(27)が2日、大阪市の球団施設で契約交渉に臨み、1500万円ダウンの年俸9500万円でサインした。昨年初めて突破した大台をわずかに割った。

故障や新型コロナでの離脱もあったが13試合で6勝4敗。日本シリーズで好投するなど、変わらず先発の1枚として計算の立つ存在だった。

「充実した1年だった。野球だけでなく、自分のことをより深く知れたことが大きな収穫。コロナで家にいる期間、自分と向き合う時間が長くて、こうすればいいパフォーマンスができるんじゃないか、というのがたくさんあった」と前向きにとらえた。

具体的な目標は来季も立てず「目の前のことをコツコツやった結果、何か形にできれば」と自然体だった。(金額は推定)