今季球団初の最優秀中継ぎ投手となった広島の島内颯太郎投手（27）が14日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、今季年俸2300万円から3倍となる7000万円で更改した（金額はすべて推定）。会見では今年9月に九共大時代から交際していた一般女性（25）と結婚していたことを発表。「家族もできたので、シーズン中、支えてくれた妻に（昇給分で）何か買いたいなと思います」。家族のためにも来季はさらなる飛躍を誓う。
伴侶を得た今季、大きく飛躍した。開幕から勝ちパターンの一角を任され、5月以降は8回のセットアッパーに定着。62試合登板で3勝3敗、39ホールド、2セーブ、防御率2・31を残した。42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。この日の会見後には、マツダスタジアム内のギャラリーに最優秀中継ぎ投手を記念した銅板のプレートを取り付けた。
交渉の席では、自身を含め幅広い選手のグッズ製作を直訴した。「今年は（自身のグッズは）ユニホームだけだと思うので、タオルはせめて…お願いしますと。ユニホームとなると、買うのにハードル高いかなと。タオルだとファンの方の手元に届く。できることならほかの選手も、と」。来季はすでにタオルなど、島内のグッズ制作が決まっている。球団は「来季は必然的にグッズが増えると思います。タオルを掲げてもらって、モチベーションを上げてもらいたい」と相乗効果を期待した。
