広島島内颯太郎投手(27)が17日、広島市内でのトークショーに参加した。

普段はおとなしい右腕も、同席した同学年栗林からのいじりもあり、笑顔でトークを展開。集まったファンを笑わせるなど、楽しませた。ただ、そこで流された8月15日阪神戦で今季唯一見せたガッツポーズの映像には、思わず閉口。「本当みんなにいじられたので、もうしません」。ガッツポーズ封印宣言まで飛び出した。

トークショー終了後も「自然と出るものなので」と前置きしつつも「しばらくは封印ですね」と続けた。マウンドで感情を表に出さないのは、周囲からいじられるからだけではない。「基本的には相手に(感情は)見せないようにしたいので、良かろうが、悪かろうがどっちにも悟られたくない。毎試合同じような感じで投げようと思っています」。自身が試合を締める抑えではなく、抑えにつなぐセットアッパーという立場も理由のひとつ。「8回だと、その後に投げる投手もいる。変にプレッシャーになると思うので、自分は何も出さないように頑張りたい」。セの最優秀中継ぎ投手を獲得し、チーム最多登板の島内は、来季もポーカーフェースでチームのために腕を振る。【前原淳】

【関連記事】広島ニュース一覧