プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る23年」。第6回は巨人岡本和真内野手です。
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岡本和が41本塁打を放って3度目の本塁打王を獲得した。本塁打王は王(巨人)の15度が最も多く、3度以上は20人目だが、岡本和は最初が24歳の20年、2度目が25歳の21年で、3度目の今季が27歳。27歳以下に3度以上は、王(22~27歳)中西(西鉄=20~23、25歳)野村(南海=22、26、27歳)に次いで4人目。松井(巨人)の3度目は28歳で、松井より1年早く3度目のキングに輝いた。
連続30本塁打以上の記録は6年に伸びた。こちらも王の19年が最長で、6年以上は9人目だ。この6年間、セ・リーグで30本以上打ったのは延べ23人。20年は岡本和1人、22、23年は岡本和と村上(ヤクルト)の2人しかおらず、年平均が3・8人。6年以上続けた期間のリーグ平均人数は03~08年ウッズ(横浜→中日)の7・2人が最多で、4人未満は2・6人の野村、3・6人の王、岡本和だけ。30本以上が少ないシーズンに続けていることはもっと評価していい。
今季は左方向への本塁打が多かった。左方向は昨年の16本から倍以上の35本に増え、全41本のうち85%が引っ張った1発だ。昔は王や長池(阪急)ら引っ張り型が多かったが、最近の主流は逆方向へも打つ広角アーチ。実際、岡本和も昨年までは広角型だった。79年までに40本以上打った延べ41人を見ると、引っ張りの1発が85%以上を占めたのが22人いた。それが80年代は2人に減り、90年以降は40本以上打った56人の中で、85%以上は今季の岡本和のみ。60~70年代のアーチストを思い出す引っ張り打法で、初めて40本の大台に乗せた。【伊藤友一】



