ロッテの秋山正雲投手(20)が20日、千葉市立宮崎小学校での「マリーンズ算数ドリル贈呈式」に出席した。体育館の壇上でチームマスコットのズーちゃんと一緒にドリルを手渡した秋山は「プロ野球に入ってからすごく勉強が大切だなっていうのは思ったので、頑張ってほしい」と願った。

体育館に集まった2~4年生403人からエールをもらい「来年から3年目になって、自分も競争の中に入っていかないといけない。こうやって応援してくださる方がたくさんいるのはすごく実感したので、来年マリンで投げられるように頑張りたい」と意気込んだ。イベント前に1年生用の算数ドリルに挑戦したが、「1問間違えました」と苦笑いだった。

昨年は贈呈式に出席した小島和哉投手(27)が今季の開幕投手を任され、10勝を挙げるなど飛躍した。かつて小島がつけた「43」をつける秋山には、これ以上ない験担ぎになった。「小島さんが、シーズン最後の方の楽天戦だったり大事なところで任されている姿を見ると、やっぱりすごいなと思いますし、自分も目指さないといけない」と背中を追う。

秋山は今季イースタン・リーグで22試合に登板し、3勝3敗、1セーブ、防御率5・68だった。「先輩方にたくさん先発やるっていう方いますけど、ここからは勝負の世界で、相手もそうだし、チームの中でも勝っていかないといけない。年下ではありますけど、遠慮せずガツガツ行きたい」と闘志を燃やした。