日本ハム宮西尚生投手(38)が21日、都内で行われた「ゴールデンスピリット賞」授賞式に出席した。

同賞は社会貢献活動が評価された選手に贈られる。宮西は日本ハム救援陣が公式戦で挙げたホールドとセーブの数に応じて支援する活動を15年に始め、18年からは一般社団法人「北海道こどもホスピスプロジェクト」を支援先に定めた。個人だけではなく、投手陣全体で継続的に支援する仕組みを作ったことが評価された。15年からの寄付額はチーム全体で1283万円、宮西個人では237万円にのぼる。

トロフィーなどの記念品を手渡され「大変光栄に思います。9シーズンともに腕を振り続けたピッチャー1人1人の顔が思い浮かびます。私がケガや不調で苦しんでる間、私の分も頑張ってくれた先輩、後輩たちがいてくれたからこそ、今回の受賞につながったと思います」と話した。

授賞式には今回から同賞の選考委員を務め、10年から10年間日本ハムの監督も務めた前侍ジャパン監督の栗山英樹氏(62)も出席した。「ミヤ、おめでとうございます。社会のために腕を振り続けてくれた。それは一緒にやってきた仲間として本当にうれしい」と教え子の受賞を喜んだ。

日本ハム選手の受賞は、10年のダルビッシュ(現パドレス)以来13年ぶりとなる。

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