巨人の近藤大亮投手(32)が23日、大商大からドラフト指名を受けた後輩の西武2位上田大河投手(22)と広島2位の高(たか)太一投手(22)にエールを送った。
大阪市内で開催された同大学の激励会に参加。司会者に招かれて壇上に上がると、「ジャイアンツに移籍することになりました、近藤です」とあいさつし、ユーモアを交えて語りかけた。
「上田くん、高くんおめでとうございます。大商大で培った闘争心や根性はどの社会でも通用します。
堅くなるので、最初の僕のキャンプの紅白戦の内容だけ伝えます。
僕もドラフト2位で、鳴り物入りで入って、期待されて入りました。
まず行きます。
1人目フォアボール、
2人目フォアボール、
えー3人目、フォアボール
4人目で、ボークで1点取られました。(会場大爆笑)でも、なんとか8年間やってるんで。気張らず頑張っていきましょう」
近藤は久しぶりに母校のOBや指導者と顔を合わせた。「(富山)監督とは親子のような関係」と明かし「(新人の2人は)体はまだできないですし、もっと伸びしろがある。楽しみですね」と期待を込めた。
自身はオリックス時代、トミー・ジョン手術のリハビリから実戦復帰登板を果たした2022年3月29日、母校とのプロアマ交流戦での苦い思い出も明かした。「この子らにノーノーされてる。それぐらいの1軍で活躍できるポテンシャルは上田くんや高くんもある」。自虐も織り交ぜ会を盛り上げた。【中島麗】