楽天今江敏晃監督(40)が、来季でプロ4年目を迎える早川隆久投手(25)の覚醒を願った。

先発として今季155イニングを投げた則本が抑えに配置転換され、来季はエースが不在となる。「やっぱり早川なんかは出てきてほしいですね。もうちょっとやれるっていうふうに思ってますし、やってもらわないといけない選手」と力を込めた。

今季の早川は6勝7敗、防御率3・44と納得の成績は残せなかったが、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパンに初選出された。1次リーグのオーストラリア戦で5回完全投球。今オフはオーストラリアのウインターリーグに1カ月参加し、経験を積んだ。今江監督は「彼もいろんな環境の変化によって、いろいろ刺激ももらっているだろうし、そういう意味で自覚も出てきてくれていいのかな」と話した。

1年目の9勝が自己最多だが、もっと上を狙えるポテンシャルは十分ある。「1つでも多く勝てて、1イニングでも多く投げてくれればうれしい」。報道陣からの「15勝ぐらいしてほしいか」との質問には「もちろん、それくらいの思いでやってほしい。15勝、150イニング投げてくれたら最高ですね」と笑った。エース候補としての期待値は高い。【山田愛斗】

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