広島鈴木清明球団本部長(69)は26日、オリックスへFA移籍した西川龍馬外野手(29)の補償を年明け1月4日以降に決定する見通しを示した。仕事納めとなったこの日にも結論は出ず「相手のことも考えれば早い時期にしたいと思うけど、今日の段階では(難しい)」と話した。

現場の新井監督の意見もすでに聞いており、金銭補償を含め、人的補償の候補選手の絞り込みは進んでいる。「だいたいは絞ってきているけど、最終的な判断は年明け早々になると思う」。仕事始めの4日から再び精査した上で、13日までの期限を待たずに判断していくことになりそうだ。

仕事納めとなったこの日、松田球団オーナーは今年1年を振り返り「新井監督のおかげで2位に進出して。こんなに疲れたシーズンはなかった。接戦が多くて、リードされてても追いかける。チームが一生懸命やっていた」とたたえた。来季は新井体制2年目。「CSの雰囲気を思い出して、あの熱気が戻るように。25歳の坂倉に次ぐ若手がもう2人くらい出てこないと」と新たな戦力の台頭による盛り上がりに期待した。

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