西武中村剛也内野手(40)の次男で、西武ジュニアの中村航大内野手(6年)が大会初安打を放った。

「6番一塁」でスタメン出場。2点を追う2回1死の第1打席で、カウント3-1から5球目をはじき返し、中堅手の前に落ちるヒットを放って塁上で右腕を突き上げた。4回1死一塁での第2打席では四球を選んで出塁した。

チームは敗れて決勝トーナメント進出はならなかったが、1打数1安打とバットでつめあとを残した。26日の日本ハムジュニアとの試合では3打席無安打だったが、この日スタンドで見つめる父の前で飛び出した待望の1本。「やっぱりうれしいですね。大会で打てたのはうれしい」。

中学ではシニアチームに所属して硬式野球の道に進むことを予定している。「打率が激しいので、安定して打てるように。打率を残して、みんなから憧れられる選手になりたい」と将来像を描いた。