中日大野雄大投手(35)が5日、毎年恒例となる地元京都・大文字山での登山自主トレを公開した。

1時間弱のルートをダッシュを交えながら40分程度で走破。「(中日)先発陣の仲で一番いい成績を残したい」と新年の誓いを立てた。

「投げられなかった悔しさをぶつける」。昨季初登板の4月4日ヤクルト戦(バンテリンドーム)で7回3安打1失点(自責0)と好投。しかし、登板後に左肘の違和感から戦列を離脱し、4月中旬に左肘の遊離軟骨除去手術を受けた。9月に2軍戦で復帰したが、1軍戦列に戻れなかったもどかしさを今季のモチベーションにする。

この日の午前には地元・伏見稲荷大社に初詣。引いたおみくじは「凶後(のち)大吉」だった。「俺にぴったりやん!」。1988年生まれで、今年は年男。「88年は中日が優勝している年で、僕は中日にも入団した。いろんな縁を感じている。僕にとっても中日にとってもいい年にしたい。立浪監督を勝てる監督にしたい」。辰(たつ)年生まれの左腕は、吉兆を手にけん引役としての完全復活を誓った。

【関連記事】中日ニュース一覧はこちら―>