日本ハムの郡司裕也捕手(26)が神頼みを“卒業”する。昨年は初詣の際におみくじを引き大吉が出て「良い年になりました」。

中日からトレードで加入し初本塁打含む3発や、得点圏打率3割5分3厘など、勝負どころでの決定力を発揮し、プチブレークした。今年はまだ初詣に出向いていないが「凶とか大吉だったらいいんですけど、変に小吉とか引いた時に微妙な心境になるので。今年はおみくじはいいかな」と言う。

おみくじは引かないが、神様に感謝のお参りに出向く予定だ。「『頑張るので見守ってください』と。今年は神頼みではなく自分で切り開けるようにしたい」。大吉“効果”で飛躍したお礼を伝えた上で、次はもう1歩成長した自分を見せていく。「今年ダメだったら最初だけかってなりますし、今年頑張れば一気に行けると思う。大事な年」。移籍2年目のジンクスを跳ね飛ばし、一気にレギュラー奪取につなげる。

年末年始は千葉の実家に帰省。正月は、小さい頃から大好きだった母の春巻きを食べて新年を祝った。契約更改時には体脂肪を落とすため、揚げ物封印を宣言していたが「うちの母親の春巻きは絶品。これだけは食べないと。年に1回ぐらいはいいかなと」。母の味を堪能して、リフレッシュしてきた。

昨季の活躍で「家に来てくれる人が増えて。意外とみんな見てくれてるな、って思いました」。ファンフェスティバルでは「冬のソナタ」のヨン様に似たコスチュームでエスコンフィールドを歩き「グン様」と話題にもなった。「変な目立ち方をしすぎたので、野球で頑張らないと」。続けて結果を出し、ぐんぐん名前を売り込んでいく。【永野高輔】

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