日本ハムからポスティングシステムを利用して大リーグのレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(29)が19日、北海道・北広島にある日本ハムの球団事務所で会見を行った。ルーキーだった12年から21年まで監督を務めた“同期入団”の栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=62)も同席した。

上沢は「ファイターズで過ごした12年間の日々を思うと、本当になんか思い出が数え切れないくらいありますが、本当にファイターズに入団できて良かったと思います。本当に僕は人に恵まれたファイターズでの野球人生だったと思います。これから、ファイターズで学んだことを全て生かして、アメリカの地で戦っていきたいと思います。勝負していかないといけない立場。気は張り詰めています」とあいさつした。

メジャー契約のオファーもある中で、マイナー契約でのスタートとなることは「すごく迷いがありました」と率直に話した。その中で「メジャーリーグでレベルアップするには」と考えた結果として「レイズに決めました」と話した。

栗山CBOは「いろんな生き方がありますけど、男の生きざまとしてはカッコいい、という言い方が合っているか分からないけど、見せてくれた。一野球人として尊敬している」と話した。

 

◆上沢直之(うわさわ・なおゆき)1994年(平6)2月6日、千葉県松戸市生まれ。専大松戸では甲子園出場なし。11年ドラフト6位で日本ハム入団。3年目の14年4月2日ソフトバンク戦で初登板初先発で初勝利。16年は右肘手術を受けて1軍登板がなかったが、背番号を63から15に変更した18年に自身初の2桁勝利。19年は打球が左膝に直撃して骨折するアクシデントも懸命なリハビリで20年に復帰した。18、21、23年球宴出場。187センチ、88キロ。右投げ右打ち。

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