プロ2年目を迎えた楽天渡辺翔太投手(23)は、甘さを断つ。26日、楽天モバイルパークの室内練習場で自主トレを公開。今年1年の「シュガーレス生活」を目標に掲げた。

4日から21日までは、パドレスに移籍した松井裕樹投手(28)が鹿児島県内で行った自主トレに同行した。「技術面ではなく、準備だったり、体を大事にするっていうのも勉強になりましたし、いろんな部分で学べたのかなと思います」と振り返った。

ルーキーイヤーから大車輪の活躍を見せた。22年ドラフト3位で入団。昨季は51試合に登板し、8勝3敗、1セーブ、25ホールドとブルペン陣を支えた。今季も勝ちパターンでの起用が想定されるが「本当に任されたところで仕事をするだけ。8回や7回だったり、本当にどこを投げてもゼロでしっかり帰ってこれるように、僕の仕事はそこかなと思っています」。どの場面でも全力で腕を振る。

渡辺翔は「チーム松井」に参加したことで、自分の体とより向き合うようになった。炭酸飲料が大好きで、以前は「試合が始まる前も絶対飲んでました」と1日3缶(1缶=350ml)を飲み干すことが当たり前。松井からはプロとして「そういうところをしっかり見直して」と指摘されたといい、今月から「シュガーレス」の生活をスタートさせた。

炭酸飲料だけでなく、スイーツとも別れを告げ、早くも効果を実感している。朝の目覚めも良くなり、疲れにくくなってきたという。「体に悪いことを裕樹さんにまず言われ、僕は甘く考えてたっていうのはある。今年はこの1年間継続してシュガーレスをやりたいなというのはあります」と決意表明。今季は打者も、砂糖の甘い誘惑もシャットアウトする。

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