オリックスにFA加入の西川龍馬外野手(29)が、得意の京セラドーム大阪を「新打法」でわかせる。27日、大阪・舞洲の球団施設で調整。広島時代に同球場は好相性を誇った。昨季打率4割4分4厘など、20年以降は53打数20安打の3割7分7厘。マツダでの3割7厘を上回っている。

この日は球場のビジョン映像撮影のため、背番号7の新ユニホームを着用。まだ慣れないと苦笑いながら、新しいホーム球場での期待に応えたいかと聞かれて力強くうなずいた。「もちろん。まだやったことがないので、立ってから感じることはあると思う」。

21日に帰阪するまで自主トレした鹿児島・徳之島では、師匠と仰ぐソフトバンク近藤が招いたアマ球界のスキルコーチに学んだ。「新しい発見があった。意外と(打球が)飛ぶし、確率も上がってくればいい。自分の引き出しになれば」。詳細は伏せたが体とバットの使い方に変化を加えた。キャンプで練っていく。

屋内フリー打撃では快音を連発。新たな同僚と次々にあいさつし、少しずつチームに溶け込んできた。「選手の顔と名前を一致させて、流れを把握したい。しっかり成績を残せるように」。天才的な打撃を進化させ、地元のスタンドを熱狂させる。【大池和幸】

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