楽天ドラフト1位の古謝樹投手(22=桐蔭横浜大)が8日、4度目のブルペンで熱投した。沖縄・金武キャンプ第2クール最終日。今キャンプ最多の64球を投げ込んだ。即戦力として期待される最速153キロ左腕は「第2クールは結構、球数も投げて、自分の中でも本当に実戦にいつでも入れるぐらいの強度で投げてました」と充実の表情で振り返った。

「カモン! タツキ!」。横山徹也ブルペン捕手(39)の熱い言葉に乗せられるように、古謝が必死に腕を振った。この日の最速は147キロをマークし、スライダー、チェンジアップ、ツーシームを交えて投球練習。「全体的に本当にゾーン内で集まっていた。あとは微調整とかだと思ってるので、今日は自分の中では結構できた方なのかなと思います」と手応えを示した。

プロの硬いマウンドへの対応やインステップになってしまうなど、まだまだ課題はある。それでも「結構、自分の中でいい球を投げてるなっていうのはあります」。ブルペン投球後は今江敏晃監督(40)とも会話。「期待はしてるけども、そんな慌てる必要ないし、とにかく慌てず、しっかり自分のペースでやったらいい」と激励された。

10日からは第3クールが始まる。12日にはシート打撃に登板予定。古謝は「アピールしたいんですけど、まずは自分がどれぐらい通用するのかを見せる場でもある。打たれようが、抑えようが、本当にプロ野球ってどんな感じなのかなというのは楽しみです」。プロの打者との初対戦を心待ちにした。【山田愛斗】

 

【キャンプ写真特集】ドアラ先生?!今日も朝から色々あります!/撮るキャン!